CSジャッジあれこれ
先日の日記からあまり日が空かずの更新です。
1月4日・5日とおやつCSに参加された皆様、お疲れ様でした。また円滑な進行にご協力頂き有難うございました。
今回はヘッドジャッジという大役を任され、拙いながらもなんとか2日間を乗り切ることができました。これも皆さんの協力無くては成り立たないことです。重ね重ねお礼申し上げます。
さて、今回運営をしていく中で少なからずカードのルール以外でヘッドジャッジの対応が必要な案件が発生しました。両日ともにDM事務局が稼働しておらず、現場では私からの裁定が当CSでの裁定として執り行わせて頂きました。
もちろん現場においては最大限の努力と判断をし、可能な限り最適な裁定を下せるよう努力したつもりです。
ただ、あくまで当日現場での判断であり今後のCS全てで同様の措置が取られるであろうとは考えていません。また、すべてが正しかったと言われると判断に迷う案件もいくつか見受けられました。
今回は本大会で起こった案件の一部を状況と現場での判断と共に書き綴っていきます。今後CSを開催されるジャッジの方は参考に、こうした方がよかったと何かお考えがある方は貴重なご意見を頂きたく考えています。
発生案件
- ①誘発忘れ
状況:ターンプレイヤーが本来行わなければならない強制の誘発効果を失念。相手プレイヤーもそのことに気づかずプレイ続行。
裁定:両者に対し警告(ターンプレイヤー:誘発忘れ、相手プレイヤー:違反の見逃し)その後巻き戻しor続行
こちらに関しては少々確認不足がありました。元来、相手プレイヤーに対して出した"違反の見逃し"においては、注意という裁定が妥当だったようです。誘発忘れに関しては、相手もしっかりと確認する義務があると解釈しており、今回このような裁定を出させて頂きました。
少し厳しめの裁定であったかもしれませんが、当日は全てこの理念の元同様の措置を取りました。
ほとんどのケースは巻き戻しで対応しました。唯一ターンが返っており、その後非公開領域のカードが大量に移動していたケースに関しては巻き戻し不可能と判断し続行の措置を取りました。
- ②A:過剰ドロー B:ゲーム開始時の引き間違い
状況:A:通常のドローに加え余分にカードを引いてしまった。
B:初期手札を確認した際に6枚になっていた
裁定:A:警告。対戦相手が手札の中からランダムに1枚選びデッキに戻しシャッフル
B:警告。対戦相手が相手の手札を確認し1枚選びデッキに戻しシャッフル。
B案件に関してはプレイヤーが他の処理を行っていた為、"過剰なカードを引いた"として扱わせて頂きました。ただ、原状復帰の方法として、相手に確認までさせた場合に相手側のアドバンテージとなってしまったのではないかと後に考えました。Aと同じ裁定でも良かったのかもしれません。
- ③封印外しミス
状況:本来外せない封印を外してしまった。
裁定:警告。外した封印をデッキに戻しシャッフル、その後デッキの上から一枚を封印として再度設置。
非公開領域の触り方としては妥当だと考えています。ただ、仮に吸い込むナウや天門ループ等でデッキボトムが固定されていた場合にシャッフルすべきかどうかは判断に迷うところです。
- ④出し間違い?
状況:カードをプレイする際、誤って2枚のカードを場に出してしまった。
裁定:注意。場の状況をみて正しいカードのプレイを促した。
故意か過失か判断できませんでしたが、タップしてあるマナの枚数と発生しているマナの色から片方のカードはプレイできない状況でした。
- ⑤過剰なシールドをブレイクした
状況:"Forbidden Star 〜世界最後の日〜"が場にある状態で指定された種族以外のクリーチャーがアタック、シールドがブレイクされた。
裁定:両プレイヤーに警告、本来ブレイクされなかったであろうシールドの補充方法としてランダムに手札をシールドに追加。
両プレイヤーに警告という措置に関しては①を参照。
原状復帰の方法として上記の手段が正しかったかどうかは判断しかねます。今大会ではこの方法で対応させて頂きました。
- ⑥ゲーム外(時間)
状況:ジャッジ対応中に他のプレイヤーから挙手、フロアスタッフが即座に卓へ赴いたがヘッドジャッジが伺うまで少し時間がかかった。
今回ルール以外の対応で裁定を出せる人間が私のみとなっており、時間を取らせてしまった方が若干名いらしたと思われます、申し訳ございません。
ただ、今大会はルール確認等スタッフの介入によりで経過した時間に関して、対戦時間の延長はしない旨がレギュレーションで記載されていました。